以前、台南で働いていた際、客先のある台湾人がわたしのことを「好兄弟！」とよんでいました。
「はおしょんてぃ」、読んで字の如く、グッドなブラザーの意味らしいです。
多少任侠的な感覚がありそうに思えますが…。

その好兄弟と呼んでいた台湾人も、いつのまにやら転職しており、台湾人の変わり身の早さを痛感しました。

あるとき、台湾人の同僚が
「もうちょっとしたら好兄弟が出るよ～」
と言ってきました。

好兄弟が出る？？
意味がわかりません。
 
またあるとき、違う人は
「今日の夜は好兄弟が外を歩いてるから、外をうろうろしたらダメ」
と教えてくれました。

意味がわからないので質問したら、好兄弟とは鬼のようなものらしいということがわかりました。

鬼＝良い兄弟…？

「そのほうが親しみもてていいでしょ」
と言われたが、わたしは鬼に対して特に親しみを持とうとは思いませんが…。

もしや、鬼ではなくてご先祖様かなにか？
旧暦の7月は好兄弟の月らしいです。
お盆のことを言っている…のかな？
旧暦は、わかりません…

謎は深まるばかりです。

旧暦7月というと、概ね新暦の8月中旬～9月中旬に相当して夏真っ盛りなのですが、あるとき同僚と海へ遊びに行った際に、「今日は好兄弟が帰る日だから、海では遊ばない方がいい」と言われました。

なんのことかはわからないが、そんなに日に海に誘わないでほしい…。
多分、お盆のことなんでしょうね…。
 
このあと、その同僚が温泉へ行きたいと言いだしたのですが、ある事情により温泉行きは中止になりました。

中止になった理由は、一緒に来ていた女友達に好朋友が来たから…
好朋友？グッドなフレンドですか？？ますますもって、意味がわかりません。
どういう経緯かはわかりませんが、友達が来たのならば一緒に遊べばいいのでは…

これまた意味がわからないので、同僚に聞いてみました。
すると彼は
「女の子のアノ日が来たっていう意味」

わかり難い…
何故そんな言い方をするのかと聞いたら

「そのほうが親しみもてていいでしょ」やって。