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丁度その番組ではゲストのおばちゃんがマシンガントークを繰り広げており、それに対してラジオパーソナリティが相槌を打っていました。
ゲストおばちゃん「それでね、そのとき○○さんが立ち上がってね」
パーソナリティー「ええ」
ゲストおばちゃん「こっちにむかってくるのだけども、わたしもどうしたらいいかわからなくてね」
パーソナリティー「ええ」
ゲストおばちゃん「気がついたらわたしも立ちあがって、手を差し出していたの」
パーソナリティー「そうなんですね」
ゲストおばちゃん「そしたらね…(延々と続く)」
ん?「そうなんですね」?
この用法、今までもたびたび聞いたことがあったのですが、いつも違和感があったので、違和感の発生原因をちょっとだけ調べてみました。
「そうなんですね」は「そう+なのです+ね」だと思い、個々に調べてみました。【引用元:デジタル大辞泉】
- そう〔さう〕【▽然う】
《「さ(然)」の音変化》
[感]
1 相手の言うことに肯定・同意するときに用いる語。「―、そのとおり」
以下略
以下略
- な‐の◦です
[連語]《断定の助動詞「だ」または形容動詞の連体形活用語尾+助詞「の」+丁寧な断定の助動詞「です」》
「なのだ」の丁寧な表現。「子供にとっては親の愛情がいちばん―◦です」「仕事は自分のためにするべき―◦です」
[補説]話し言葉で用いる場合「なんです」の形をとることが多い。
- な‐の◦だ
[連語]説明、または強い断定の意を表す。
- ね
[終助]文末の種々の語に付く。
1 軽い感動・詠嘆の意を表す。「いい眺めです―」「よくしゃべる人だわ―」
2 相手の同意・返答などを期待する意を表す。「君の郷里は青森でした―」「そろそろ出かけよう―」
3 自分の考え・気持ちを主張する意を表す。「その方法はまずい―」「彼はりっぱな人だと思います―」
4 《上代語》動詞・動詞型活用語の未然形、禁止の「な…そ」に付いて、他に対してあつらえ望む意を表す。…てほしい。
以上を纏めると…
- 「そうなんですね」は「そうなのだね」を丁寧にした言葉。
- 「そうなのだ」は、相手の言うことに対して肯定、同意し、それを強く断定した言葉。
-
「ね」は、最初「相手の同意を期待している」のかと思っていたのですが、よくよく考えると、「そう」というのが相手の言うことに肯定しているのに、それに相手の同意を期待するのはおかしいので、恐らく軽い感動・詠嘆の意でしょうか。
ex.「柳の枝にネコがいると、それはネコヤナギなのだ」(強い断定w)
「そうなんですね」(軽い驚きw)
上記のとおりとすれば、「そうなんだね」は相手の言うことに同意し強く断定して、感嘆しているはずなのですが、それを相槌で軽く使われることが、わたしに違和感が生じる原因なのだろうと思います。
相槌に似つかわしくない大げさな反応が、かえって話しをちゃんと聞かれていない印象に感じます。
相槌に似つかわしくない大げさな反応が、かえって話しをちゃんと聞かれていない印象に感じます。
長々と書きましたが、結局わかったのは、「ね」の用法が不適当に感じる、ということでした。
では、「そうなんですね」以外だとどういった言葉が適当に感じるのかと考えましたが、相槌って難しいですね。
「はい」「えー」「なるほど」など。
「ほんと?」とか「まじで?」とかもありますけど、場の雰囲気に合致していて話しをテンポを切らずに、且つ「ちゃんと聞いていますよ」感を出さないといけませんから。
ありきたりの相槌ばかりで、良い例を思いつきませんでした。
ところで、わたしは聞いたことがないのですが、「なるほどですね」という言葉を使われる方もいるようですね。
「ですね」を付けて丁寧にしようとしているのでしょうが、仮にこの言葉を丁寧にしない場合、「なるほどだね」となろうかと思います。
Aさん「ぼくはこのように思うんだよ」
Bさん「なるほどだね」
もしこの会話をされたら、わたしはBさんに「なんやねんそれ、お前だれやねん!」って突っ込みをいれそうです。
因みになるほどについても調べてみました。
なる‐ほど
[感]相手の言葉に対して、その通りであると同意する気持ちを表す。「―。おっしゃる通りですね」
この例文が、すでに丁寧な言葉の文章になっているところからも、「なるほどですね」とわざわざ丁寧感を付け加える必要はないでしょう。
つらつらと書きましたが、これらは自分が違和感を覚えたから調べてみたところ、わたしはそう解釈した、というだけで、記載したことがが正しいのか否かよくわかりませんし自信もありませんw
それに、言葉は絶えず変化し続けるものなので、違和感ある言葉でも、そのうちわたしのスタンダードになるのかもしれません。
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